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地位失墜、貧困化、弱体化が三大不安か。 自我は常に不安を維持させ、常に慎重にあれ、過剰防衛をせよ、とけし立てる。 自我は独立してあるのではなく、潜在的な基盤の上に経験を積み重ねていく、言わば借り物である。
相対的マイナス変化を恐怖する必要が果たしてあるのか、という原点から考えてみる。
いずれも自己の時間的対比であり、病理的弱体化を除く他の要素は、「己」の価値の領域である。
ちなみに、人間の欲求の段階は,生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求であるが、冷静に考えれば、多くの場合、不安の対象は決して生理的欲求を犯すものではないことがわかる。
不安の対象は病理的弱体化に対応する「安全の欲求」のほか、大部分は「親和の欲求」に対応した疎外感、「自我の欲求」に対応した没落感である。
すなわち、「仲良くされ、尊敬されたい」感情を否定されることへの恐怖感である。
しかし、もとより愛されるにふさわしい意識と行動をとっていれば、不必要な関係性以外の関係は維持されるだろう。

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