超越と内在

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超大規模災害があって、わずかな人類しか生き残れないとしたら、そのわずかな人類になりたいのか、それとも大多数の消滅組になりたいか。
私なら迷わず消滅組を希望するだろう。ただ、 生き残ってしまったら、その時は生ききるしかないが。

超大規模災害でなくとも、個人的には生き切ることが大切であり、死ぬことも生きることもそれ自体には執着したくはない。
問題は、釈迦も言うように、家族を置き去りにできるのか、という環境に対しての苦悩であろう。
例えば、幼子を抱え頼る親族も知人もいない、という状況でもがき苦しむのは当然かもしれない。
しかし、それは生き切るための行為なのであり、決してしょうがない、という諦めではない、
生き切る結果としての生であり、死であれば、それはそれで十分であろう。