超越と内在

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様々な重しがあるがゆえに生は修行できる時なのであり、それを超えることで知恵がつき、進化する。 楽化、これが生の求めるもの。

楽化、これは貴重である。
何にもとらわれず、離れるものは追わず、寄るものは負う。
あるがままであるから迷わず、隔てるものがないから愛に満ちているように評価される。
これほど楽化の状況はないだろう。

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生とは本来思いのとおり実現する精神世界の自分が重力や突然の出来事、思い通りにならない他者などの呪縛の中で、まるで大きな重しを背負ったまま走り出しているようなものである。

自己の意識のまま居する精神世界は、自己の思いがそのまま現実感を有してそこに実現する世界である。
その印象だけが記憶として残されているゆえに、現実世界は思い通りいかない、まったく不自由な世界であると感じるのは当然であろう。
しかし、不自由な世界において、他者との関係の中、いきいきと生きることが可能なように、自己鍛錬することで、精神世界に戻っても、他者のための自己を確立できるのであり、そのための不自由な世界があるのである。

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死ねば、すべて思いの通りになるがゆえに、普通は全員が天国のような場を味わうことになる。 しかし、罪悪感を持ったまま亡くなると、その後悔の念が強いまま、そのとおり実現するため、地獄の場を想像し、その場を味わうことになる。 天国と地獄が他者いよって用意されているわけではない。

此世も彼世もある意味同じように、程度の差こそあれ、ちょうど良い祈りを通じて、ちょうど良い程度の願いが思い通りになるのかもしれない。
ただ、それは成功のイメージが強すぎても、弱すぎても、成功そのものではない果実でないこと、純粋なことなどいくつかの条件を通しているのかもしれない。
成功体験が必要だというのも、この現れなのだろう。

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決して、親より先に亡くなる子の親不孝を罰する習わしなのではないのである。 女人禁制とは女性が不浄なのではなく、男が女性の前では心をみだすから、隔離することの言い訳である。 不浄である女性は天国にいけない、となってしまう矛盾をさけるため、赤い橋を渡らせる仕掛けを男が考え出した。

人は簡単に行いを変えたり、考え方を見直したり、不安を解消したり、悩みから開放されたりはしない。
苦から楽へ導くために、様々な仕組みを考案するが、結局楽化は自らが達成するものであるがゆえに、仕組みのどこかで歪が生じ、これを解消するために、新たな仕組みを考案する。
単に、気付けばよいだけなのだが。

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通常の死は卒業である。優等生なのか、劣等生なのか、それは別である。 自殺は中退である。もう一度同じことを耐えなければ、卒業はできない。 事故死は休学である。その過程からもう一度始まる。

死は通過点であり、終わりではない。
岩場の波が低ければ見えず、高ければしぶきを上げているのが見える、程度のことだ。
終わりではないから、その過程が問題となる。
自殺は罪悪感を伴う失敗となり、後悔だけを引きずってしまう。
彼の世界は思いが現実感を伴って降りかかる世界であり、後悔の世界は重々しい、苦しい世界となる。
これから脱するためには、同じ苦しみを乗り越え、卒業しなければ、先へは進めない。

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死は恐れるものではなく、生き切った先に眠るより安くそこにある。 自分に死に様をもって、他に何を感じさせるか、が生き切る術。

痛み、苦しみは辛いかもしれないが、死をこれらと同意にイメージしないほうが良いだろう。
痛み、苦しみから開放する時が死である。
そのことが理解できれば、おのずと死に様は変わってくる。
誰のために死があるのか。
自らの死を体験することができない以上、それは他者のためにあるとしか言えない。
他者への最大限のプレゼントとして、死に様を人生のターニングポイントとして残すことを演じよう。

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この図形パターンは 上部に記載しているダビデの星となる。おおまかに言えば、左半分は精神世界、右半分は物質世界である。 45度方向の軸に領域単位を示せば、ウイルバーの４つの象限になるのかもしれない。

正四面体からそれぞれの頂点に位置する立体へは、左上へは平面の正三角形が頂点を中心に三枚、右上へは同じく四枚に広がり、それぞれ立体の頂点を削っていった形が下方の立体へと変形している。
左右はその過程と見ることもできるが、左右それぞれ上下の質を併せ持つものである。
62面体のそれぞれの頂点を削っていく過程で他の立体となていく。
最も完成度の高いものかもしれない。

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この振動パターンと粒子Aから隣接粒子を経由し、再び粒子Aに振動が戻ってくる経路パターンによって、異なる力が発揮される。 正８面体、正20面体、正6面体、正12面体の頂点がそれであり、正4面体は「存在の始原」であり、62面体が「極限的存在」となる。

「ある」という根源の状態は何にもよらない独立した、そして何の方向性をも持たない、ただあるそのものである。
その「ある」という振動情報が隣接する流出を刺激し、伝搬していく。
その情報の伝搬経路が粒子の集合体としての場へ影響を及ぼすのか、これによって、その振動からなる現れが異なってくる。

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統一場理論とは、様々な力を統一しようとする場の理論のことであり、現在、万物の理論の候補は、超弦理論のみであると考えられている。 弦とは基本振動子（最小粒子）の詰まった場における粒子中心間の振動伝達である。

ビー玉が瓶に詰まっている。
まったく身動きできないほど詰まったビー玉である。
一つのビー玉に刺激を加えると、それはわずかながらも、他のビー玉に振動が伝搬する。
場合によっては、刺激を与えたビー玉にも振動が返ってくることもあろう。
この構造が宇宙であり、空即是色色即是空という場と時、現れのシステムである。

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大統一場理論が神の言葉であり、その現れが神の胎内にあり、神の意志がそれらを用意した。 それらの主体を我々は神と名付けた。

言葉、記号は具体的であろうが、抽象的であろうが、定義することにより成立するルールである。
現れは生物であろうが、物質であろうが、行為であろうが、思いであろうが再現性を、伝達性を確保するために、定義され、言葉、記号になる。
大統一場理論は科学者が名付けた未成立ではあるが、目指すべき目標として定義され、言葉の意味を否定する者はいない。
しかし、神は信ずるものにしか、意味を持たない。
このつぶやきを理解するには、多くのことを信じるという行為がなければならない。