いじめを苦に自殺する児童がいる。
言葉、行為の攻撃に過剰なストレスを感じ、生エネルギーを激減させているのである。
生エネルギーが激減すれば、生きていることが苦痛となり、これを解消するには苦痛を感じている生そのものをマイナスしてしまえば、苦痛を消去できると考えるのである。
屋根から落ちる雨粒が同じ位置にストレスを与えるため、長い期間の中で固い岩が削れ、穴があいていくのと同じである。
岩と違うのは、岩は自己修復しないが、人はそれをするということである。
たしかに、修復するよりも早くストレスが投下されれば、傷は大きくなっていくが、ストレスを一時的でも阻止することができれば、傷にかさぶたができ治癒していくように、心の傷も癒される。
自己を鍛え上げるか、ストレス環境からいったん離れるか、ストレスを防御する術を身につけるのか。
いずれにせよ、生によるストレスはなくなることはないが、それを回避し時間を確保すれば必ず治癒する。
ただ、限度を超える前にこのことに気付かなければならないし、周囲の愛が必要であることは当然であろう。

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