成功するイメージしかない。
失敗するイメージがない。
成功するイメージがない。
失敗するイメージしかない。
3年前のことになるが、会社の負債を50%負担することになり、持家を売却することとした。
結構大きな物件であったため、不動産屋からもなかなか売れないとの評価、土地、建物が分割できるのであればなんとか、といった感じである。
内見会で多く人を集めたようであるが、問い合わせはまったくなかった。
ある日、内見会でもないのに、私の不在中に男性が訪ねてきて見せてほしい、と言うので見せる。仕出し屋の料理長だということであった。
不動産屋からは個人的に見せることはしないでもらいたい、と言われた。
私はその男性の話を妻から聞いて、たぶんこの男性が購入することになるだろうと感じていた。(積極的でもなく、広告を見て、フラッと立ち寄った程度とのことであったようだ)
その後も何度か内見会を開いたが、手応えは全くなかった。
売却価格こそ希望よりは低かったが、売却時期、売却相手は、初めて男性が見にきたという話を聞いた時に私の中では決定していた。
結果、その男性に売却することになる。
その男性の家族への説得、資金の調達など乗り越えるべき問題はあったようであるが、あまり気にもならなかった、というのが印象である。
負債の弁済のために不動産を売却することはあまりプラスな出来事ではないが、それでも不動産の売却を実現しなければならない時に、「その人が不動産を購入するだろう」という根拠のないイメージは精神的にも良いが、できるかぎりそのように思えるようにすることが成功への鍵のような気もする。100%ではないにしろ・・・。

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