恩返し、それは「受けた恩に報いる。恩や払われた労力などに対して、ふさわしいお返しをする。」(大辞林 第二版)こと。
「かけた情けは忘れてしまえ、受けた恩は一生忘れるな」という言葉もある。
しかし、「恩送り」という言葉もある。
それは、「受けた恩は、同じくらい誰かに送ってしまう(情けをかける)」という意味だそうだ。
恩は受けるもの、情けは与えるもの。
問題は、恩を感じている領域、情けを無感覚で実行できるか、である。
存在は多くの他存在との関係性で「ある」のであり、そのことに振り返って感謝しなければならない。
また、まるで金を貸したように情けを覚えていては、返済されなければ怒りとなる。
全てに感謝して、何をしても常にプラス、得した気分にあればそれでよし、なのである。

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