私はプランナーという技術者であり、企画室という提案営業系の部署にいるため、売上というノルマがない。
生産系の部署に関係する提案書、企画書などが依頼されれば受けるし、生産系の繁忙期には可能な範囲で支援する。
営業系の売上ノルマも、生産系の出来高ノルマもなく、両者を手伝えば感謝される。
しかし、これがどちらかの部署に属していれば、同じことをしても、ノルマ未達成として避難されることになろう。
さらには、他の部署の支援をした場合には、出来高分担割合、売上分担割合でもめるかもしれない。
同じ企業にいながら、立ち位置の差で評価が異なる。
プランナーという自己領域、係という自己領域、課という自己領域、部という自己領域、組織という自己領域、地域という自己領域、日本という自己領域、どこまでいっても日常生活にあっては外と内があり、その中で一喜一憂する。
我という核、全てという宇宙にあっては、外も内もないというのに。

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