韓国からの留学生から聞かれた。
日本人が目上の人にもタメ口なのには驚いた、と。
携帯電話、メールなど媒体を通しての会話が多く、親も学校でも尊敬する感覚がないために、言葉も知らなければ、間合いを取ることもできない。
したがって、相対する人との間隔を見定めるためには、タメ口が通れば近いし、そうでなければ離れるといった付き合い方をとらざるを得ない。
しかし、これは若い人だけに言えることではない。
中年が若い女の子にタメ口をつかれ、距離が近いと喜んでいるのも同じである。
意識せずに、初対面の人と間合いをとりながら、親しくなっていく手探りの会話ができない人が多くなっているのかもしれない。
人に上下などないのだが、言葉・態度に配慮する必要はあるだろう。

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