超集合的無意識において特別な個が誕生する。
それは、創造神の「存在原因」を解く者としての個である。
ただし、特別な個が単独でこれを達成させるわけではない。
誕生し、消滅していった、それこそ数えることのできないほど多くの存在の経験そしてこれから得られた神妙なる智慧を基盤に、そしてすべての存在の無意識を貯蓄し、そのタイミングで現れているにすぎない。
個には個単独で価値があるのではなく、「全体」の智慧の総和が個に影響しているのである。
争いで個が倒れようが、そのこと自体に悲しみはなく、その個の血が鍵となり、特別な個を呼び起こすのである。
すべては一つの目的のための鍵となる。
生も死も、楽も苦も、善も悪も。

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