留守中にマッカートニーの「ラム(スーパー・デラックス・エディション)」が到着していた。帰宅した27日に取り急ぎディスク1のオリジナル・アルバムを聴いた。
元々CDでは持っていなかったので、旧CDと比べてどう変わったかはわからないが、聴きなじんだ英盤LPと比べて違和感のない自然なリマスターである。
さて、今回も当然オフィシャルサイトから24ビット/96KHzハイレゾ音源のダウンロード・コードが付いているので早速ダウンロードしてみた。
昨年の「マッカートニー」/「マッカートニーII」ではいろいろなトラブルがあったので、今回は多少改善されてはいたのだが、それでも一度にダウンロードしようとすると、いろいろやりにくいことがあった。
まず、ダウンロード・コードを入力すると、フェイスブック、ツイッター、ヤフーなどのアカウントでログインしろというページが出てくる。これらのアカウントをもっていない人は新規に作らないとダウンロードできないということなのだ。ログインすると今度はLimited, Unlimitedそれぞれ8つに分割された計16アイテムをいちいちカートに追加しなければならない。おそらく昨年の失敗を反省してのことなのだろう。
チェックアウトすると、今度はどれをダウンロードするか聞いて来るのだが、どっちがLimitedでどっちがUnlimitedが表記がないので、間違えて同じのを2回ダウンロードしてしまった。やはりダウンロードはHDTracksの方がはるかに洗練されていてやりやすい。
しかし、いざファイルをチェックすると、何とデジタル・オンリー・ボーナス・トラックが2曲含まれているではないか。内容を見ると、「イート・アット・ホーム〜スマイル・アウエイ」の72年 ライブ・バージョンと「アンクル・アルバート・ジャム」という、CDはおろかHDTracksサイトのハイレゾ・ダウンロードにも含まれていないテイクがついてきたのだ。これは嬉しかった。いろいろな面倒があったが、これで帳消しだ、と言いたかったのだが、どういうわけか今回はPDFブックレットが付いてこなかった。本は大きく、さらに今回は箱入りなので、ちょっとクレジットを見たい、歌詞を見たいときにはデジタル・ブックレットがあったほうが便利なのにこれでは残念である。

これは“フィジカル”ブックレット掲載、「アンクル・アルバート」のジョージ・マーティン手書きスコア

「ラム・オン」他のトラック・シート

これまで聴きなじんできた英国アナログLP

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