TCエレクトロニック社から画期的なチューナー、ポリチューンが発売された。TCといえば、高品位リバーブ、マスタリング・プロセッサー、コーラス、そして自分も愛用のG-Forceなどで有名なデンマークのメーカーである。
何が画期的かというと、今までのチューナーは一弦一弦順番にチューニングするものだが、このポリチューンは6本全部を同時に鳴らすと、どの弦が狂っていてどの弦が合っているかを一度に表示することが可能なのだ(これをポリモードと呼ぶらしい)。
ポリモードでのチューニング精度は、ごく一般的なチューナーと同じく±1セント(半音の100分の1)である。もちろん、一弦ずつ順番にチューニングすること(クロマチック・モード)も可能である。
自分は今現在コルグのチューナー、ピッチブラック+を使用しているのだが、これは±0.1セントの精度を誇る。これはギターの調整時やレコーディング時には大変重宝するのだが、ライブ現場ではこの精度はかえって時間がかかってしまい困ることがある。
一般的なチューナーの精度±1セントでは不満だが、±0.1では迅速なチューニングを要求される現場ではかえって不便なのだ。
しかし、このポリチューンのクロマチック・モードでの精度は±0.5セントと、丁度良い加減である。
ライブでは、ドラム・イントロなどではポリモードで素早くチューニングし、MC中にはクロマチック・モードでシビアにチューニングするというように使い分ければいいわけだ。
日本での発売は2010年3月中旬らしい。これは入荷次第すぐにチェックせずにはいられない。
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