言語は左脳で処理されると聞いていたが、「意味からことばへ」とは、ことばも音楽や絵画とおなじように、まず右脳にインプットし、これを句にする時に左脳が関わることがある。しかし
訓練すれば右脳インプット、右脳アウトプットができるようになるのかも知れない。
科学者も全く新しい発想は右脳で閃くという。右脳で感じたままを表現しようとすれば、一般的には個性的に、前衛的にならざりを得ないはず。川柳についても右脳と左脳の関係が句の性質をどう変えていくか、これは興味ある問題だと思う。
と、これはある川柳人の受け売りだが興味ある指摘だ。
それはそうと、2/24日にこのブログでテレビの地震報道のコメンテーターを揶揄したが、その後の番組で、救出の現場を何度も経験しているレスキュー隊の人物が「72時間なんて関係ない。いまは何時間かかろうとも全力で救出にあたるのがわれわれの任務です」という、当たり前の、しかし、祈るようにして救出を待つ関係者には頼もしい発言であった。
ひょっとしてこのブログを見たのかって・・まあそんなことはないだろうが・・。
やたらデーターを持ち出して予測を立てるのが学者の仕事かも知れないが、救出の最中に「72時間で生存率は著しく低下する」などとしたり顔をするのではなく、データーは心をもって扱ってほしいものだ。
別の話題になるが、知識を持っているが現場を知らない学者と、まず実践第一の現場の人間とのズレは、実は私たちの業界でも至るところで摩擦を起こす。

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