ホテルオークラだと思い込んで出かけたら「ホテルオータニ」だった。時間を食ってしまったが何とか間に合った。ホテルの中で自転車が欲しいほど歩かされて、もうこりごりだ。手を伸ばせば何にでも届くぐらいの小じんまりしたホテルがいい。明日は京都でこれも祝賀会だが、予定変更して日帰りにしてもらった。
「ねむらんかい」は今回で打ち上げ。冊子にするつもりだが予定は未定。ご希望の方には差し上げます。
3分間吟「戸」石田柊馬選
戸板に乗って帰ってきた父だ ひろえ
戸倉さんお元気ですか黄金虫です 裕
戸棚には夜が隠れているのです 真理子
水槽の中の一軒家の戸主 久良
花びらの吹きこむ破れ雨戸なり 明
戸をあけて百鬼夜行を見送りぬ 久良
節操のない回転ドア止まる ひろえ
戸を押せば戸に押しかえされる晩夏かな 由紀子
未確認情報ですが引戸です 由紀子
討論は荒地のドアをあけてから 仁
戸はすでに極彩色に色どられ 仁
戸主であるカブト虫より上である 久良
特 裏木戸という異界からやって来る 正博
特 戸板に乗せるとは素敵な解決法 圭史
特 戸締りを充分にして島流し 正博

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