現代仮名遣いは原則として口語文に就いてのみ使用される、古典文化には干渉しないとしたため、文語文法によって作品を書く俳句や短歌の世界においては歴史的仮名遣の方が一般的である(辞書からの引用)。
口語話し言葉が定着している川柳では、旧仮名遣いへの関心はさほどないと思われますが、学べば何かと役に立つ。ぜひ近くの方はお出かけください。
http://www.shiikabun.jp/
詩歌文学館賞
年間に刊行された詩、短歌、俳句作品集の中から、それぞれ最も優れたものに贈る賞で、故・井上靖名誉館長の提唱によって設けられたというこの賞に川柳も入っていた。しかし、第一回受賞の川柳句集に、川柳人複数からの激しい中傷的批判が主催者に寄せられ、抹消されたと聞いたことがある。折角の機会を、自らの後進性を暴露して潰してしまう。それで気が済んだのだろうか。せいせいしたのだろうか。もう二度と「詩歌文学館賞」に川柳が復活することはないだろう。

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