水平線キリンの首は透き通る 吉澤久良(BS21号)
読んだときにあれ、と思った。
ずっと前から
水平線とキリンの首が似通った空気をまとっていたと
知っていた気になった。
やさしくて悲しげなところ
肉感的でないところ
親しんでいて同時に遠くに在るところ
じいっと見てもふたしかなところ
キリンの首は透き通るしかないだろう。
そんな気がした。
それとも水平線とキリンの首は並列ならびに「透き通る」に続くのかな。
はたまたとてつもなく大きなキリンが
地球ひとつ飲み込んでいて
大きすぎるために私には見えていない。
なんだか・・・もこもこと妄想雲が広がる。
同じ吉澤久良さんで
海凪いで鉄の精霊押し寄せる
象の背の砂漠をよぎる整骨士
いいなぁ

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