岡山発8.06の「のぞみ」で東京へ向う25名。昼食を済ませ7000人規模の集会がある日比谷野外音楽堂に着いたのは昼ごろになつた。13時開会の会場はまだ半数の入り。私はそのまま役員事前会議に臨み「私たちの国保組合への政府助成金が削減されそうな動きある」と聞かされる。これは毎年のことで政府折衝で何とか現状維持を続けてきたが来年の予算はかなり厳しいと思わなければならないだろう。
岡山だけで国保組合予算は60億。そのほとんどは月5億の医療費に消費される。その助成金が削られ、医療費が上がれば、それだけ個人負担は増えるという深刻な問題にどう対処するか。
「予算要求決起大会は13時開会。毎年の私はこの時間を利用して閉会までの二時間、本を読み、句を作り、時にはテープ起こしに没頭したこともあるのだが、今年から役員として、閉会の挨拶とがんばろうコールを受け持たされステージに座らせれる。防寒用の下着でしっかりガードしているため寒さは感じないが、姿勢を崩せないのがなんともツライ。
来賓の国会議員団は自民、民主党など全ての党から約50名。この集会ではアイドル的存在であった社民党・福島瑞穂党首の顔が見えないのは寂しかったが、それぞの党代表の挨拶もセレモニーの一つである。共産党・志位和夫委員長は初めての出席で会場全体が固唾を呑んでスピーチを待ったが、原稿の棒読みでがっかり。「もっと勉強してこい」という野次が飛んだ。基調報告、決意表明、大会宣言とやたら固いセレモニーに会場が緩んで私語も声高になる頃、いよいよ閉会挨拶である。
損な役回りだなあとひそかに苦笑いしながら、精一杯ギアアップしてテンションを上げ、拳を振り上げ、叫び、喚く3分間。会場はまた一つになって無事終了。
いい挨拶だったと握手を求めてくださる役員の面々も、勿論私自身も、これは熱意なのか、芸なのか・・・よくわかっていない。

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