世の中なにやら騒然としているのに大和ことばもないだろう・・ということで少し政治をぼやいてみたい。
国会が始まった。だいたい世の中がゆがんみつつ騒然としている元凶は政治にある。それなのに今度の坊ちゃん総理は「美しい国造り」をテーマに掲げた。だいたい「美しい」などという抽象的概念は個々の中に置くものであって、一国の総理が政策に掲げる言葉ではない。具体性は何もない坊ちゃん総理の感傷に過ぎない。
青雲の志を抱いて政治家を目指す青年の理想ではあっても、政策のテーマに掲げる言葉ではないはずだが、リーダーシップの取れない総理がこの国会をどう乗り切っていくのか。まあどっちにしても参議院選挙目当て人気取り政策で終わる国会。問題は選挙が終わってからにある。
国会とは法律を作る場。しかしその大半の時間を割いて、モラルのない議員をどう律するかという法律が作られる。しかし、それは国民へのポーズであることは明らかで、自分たちで作った法律にはちゃんと抜け道が用意されている(領収書の取れない支出はこの項目で処理しなさいとか、記載義務なしとか)。
法律で律しなければならない。つまりモラルも理念ももたない人種が政治家ということを自ら露呈していてそれに気づかない。気づいていてもみんなでやれば怖くない・・困った人たちだ。

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