後援会活動と称して11月からはじまった町長選挙の運動もようやく後30日を数えるようになった。しかし、運動そのもののレベルは低い。
政策でどちらを選ぶかではなく、「あちらの候補は三回来たのに、あなたの候補はまだ二回しか来ていない」と、まるで個別訪問の回数で選ぶと言わんばかりの町民意識。それに振り回される活動に虚しさを感じながら足を引きずって町内を駆け回らなければならない。
昨日は100人を動員しての二回目のローラー作戦をやった。強制的な動員にぶつぶつと洩れてくる苦情は聞こえないふりをしていっせいにムチを入れる。三人、四人とグループになって出かける彼らを腰を折り曲げて送り出す。これは票に結びつくというよりデモンストレーション効果を狙っての動員である。
夜はほぼ毎晩、各地でミニ集会に出かける。政策を述べる候補者の前後で檄を飛ばし、笑わせ、哀願し・・我にかえると虚しくなるが、怯む自分にムをあててひたすら虚の世界を没頭してゆく。
昨日は三箇所のミニ集会をこなして、家に着いたのは12時を回っていた。

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