球状の鏡にうつるあどけなき少女(きみ)の裸身を「破滅」へと鞭打つ
「ごめんねごめんね」とちぶやく少女を犯しはつ神意を諾ふ朝暁の滅
服を脱ぐ少女は「夜」を裂けつつ我を愛せよ絶望に浮かぶ
後背位をこのむ少女の闇を舐む存立とは「腐亂」せること
美加(あなた)の夜(ふか)き「慈に、月余見の我は、「 」に痙攣(そ)る/、終焉(いま)こそ、法華経は((現(うつし)なれ・
異常であることの美・・あるいは言葉で作る思想的異界・・。作者は俳人森山光章氏。よくここに紹介する作家箒木蓬生(ははきぎほうせい)氏の弟さんで句集や歌集も頻繁に贈っていただのだが・・。

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