現代川柳はどこへ向うのかー言葉は私たちに何を与えてくれるのか
2008/9/18
三分間吟「紫式部」松本仁選
ふとため口を聞く紫式部 正博
ぎいちゃんに似ているだろう紫式部 由紀子
パリッと音する紫式部の足 由紀子
紫式部から長―い長―い舌たれる 柊馬
バン焼くと紫式部出てきたり 由紀子
日が暮れて紫式部ふくらみぬ 柊馬
内臓は紫式部で占められる 久良
紫式部と金魚の関係いきしちに 柊馬
宇宙船の紫式部咲く必然 久良
○紫式部京都議定書よりこぼれ 明
○縦切りの茄子に狂歌を聞かせなさい 全郎
三分間吟「そして」前田一石選
スキー場のゴンドラ止まってからそして正博
犬の舌いつもそしてを追っている 柊馬
つつかれてそして頑固になりました 千秋
仲直りそして二人は無言劇 正博
今日もまたそしてそしてと日が暮れる 明
柿の実は落ちてそして・・・ 千秋
理科室の隣で待っているそして 由紀子
バスタオルたたみそしてとなる夕べ 明
国会の続きをやっているスピーカー 裕
そしてならお膳の下にいれてある 明
円卓に騎士並びおり笹ぐもり 久良
もういくつ寝ると地獄の釜があく 柊馬
そしてあなたに夕食の準備を頼む 幸男
そしてからそしてへ渡る虹である ひろえ
○父さんと私をつないでいるそして 千秋
○そしてならとっくに捨てているはずだ由紀子
○それからもそしてもなくて焼なすび 令


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投稿者: senruu
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