『かくて昭和史は甦る』読了

2015/11/12 | 投稿者: 鹿苑院

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これまた日本人必読の本である。

汚職を追放してクリーンな政治を追求した結果が近衛・東條内閣の翼賛政治であったという指摘は見るべきものがある(著者によると、歴代首相で最もクリーンで清貧であったのは東條英機らしい)。「リーガル・ハイ」でも、庶民目線に立てる無能な政治家を国民が選ぶから云々というセリフがあったが、オレもかねがねそう思っていた。
「清貧な政治家の方がリーダーとしての資質が優れていると思いがちだが冷静に考えてみればクリーンかどうかということと政治家としての資質は何の関係もない」という筆者の指摘にはまさに我が意を得たり!と膝を打った。

たとえば政治家が1億円ちょろまかしたとすると、許せねえ!という声が巻き起こるが、オレはあまりそこに怒りは感じない。だって日本国民は1億3千万人だ。1億円を1億3千万人で負担したとすると一人あたりは80銭未満である。80銭を取られたことに怒って有能な政治家をクビにするのは割に合わない。ダーティーでもいいから辣腕を振るって結果的に国家および国民の利益になることをしてくれるなら80銭の小遣いぐらい喜んでくれてやればいいではないか。
庶民目線に立ててクリーンだが無能な政治家より、ダーティーだが有能な政治家をオレは選ぶ。
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