四条帝の悪戯

2015/10/29 | 投稿者: 鹿苑院

「志村けんのだいじょうぶだぁ」で、「今宵の虎徹は山本小鉄」の決めゼリフと共に登場した田代まさし扮する辻斬りが、通りすがりの老人(志村けん)に何度も斬りつけるのだが、まったく何の反応もなく老人はケロリとしたまま行ってしまい、おかしいな?と首をかしげながら自分の首筋に刃を当てると普通に切れて死んでしまうコントがある。

なんと現実にもこんな死に方をした人がいる。しかもこの上なく高い身分の人である。すなわち第87代・四条天皇。
宮中の廊下に滑石を敷いて、人を転ばせるいたずらを計画したものの、ワクワクテカテカしながら見守っていても誰も転ばない。おかしいな?と自分で廊下を歩いてみたら見事に転んで脳挫傷を起こし、享年12歳での崩御となった。

なお承久の乱の首謀者である後鳥羽上皇の血統が帝位に就くことを鎌倉幕府は認めていなかったのだが、四条天皇の崩御により非後鳥羽系の血統は断絶してしまい、やむなく後鳥羽上皇の孫にあたる後嵯峨天皇が即位することとなった。この後嵯峨天皇こそ南北朝分裂の張本人なのだから、遠因的ではあるが四条天皇のいたずらが日本の歴史に大混乱を招いたと言えるかもしれない。
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