2018/8/19 | 投稿者: 鹿苑院

「苦行はするな。あんなものをやっても苦しいだけで悟りには近づかない。」と釈尊がハッキリ言ったにも関わらず、天台宗の千日回峰行をはじめ多くの仏教宗派では苦行をやっている。
これは突き詰めて考えると、「ある程度苦労しないとやった気がしないから」というだけのことではないかと思う。

この人間心理は身近なところでもよくあるもので、たとえば病院の診察が5分だけなら文句を言うが、その5分の間に何らかの痛い処置をされる等の苦痛が何かあれば、じゅうぶん凄いことをやってもらったような気になって満足するということはありそうだ。

苦行をやらない易行道の宗派に属する立場から見ると、人間の満足感というのは得てしてこういう錯覚で構成されている部分が多いということが見えてくる。
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