2017/9/14 | 投稿者: 鹿苑院

「あまい」と「うまい」は語源は一緒である。生物にとって糖質はエネルギー源であるため美味しく感じるようにできている。そのことは知っているがと前置きして敢えて書く。
(余談だが、「若い頃は苦くて嫌いだったビールが大人になると美味しく感じる」というのは、医学的には味覚の老化によって身体に有害な物を正しく拒否できなくなったことを意味する。)

断片的には何度か書いてきたことだが、グルメ番組で二言目には「甘い」という言葉が出てくることが引っ掛かる。肉を食べても魚を食べても野菜を食べても、果ては唐辛子をかじり塩をなめても「甘〜い!」である。

いくら語源が一緒とはいえ、甘いだけが旨い物の条件なのか。苦みが美味しい物、辛みが美味しい物…五大味覚のすべてに意味があり大事だと思うのだが、まるで甘みだけが良い物で他は邪魔であるかのような言い方にイラっとくる。
もしかすると、頭がライトな子たちがあらゆる形容詞を「ヤバい」としか言えないように、グルメレポーターも語彙のレベルが下がっていてあらゆる味覚を「甘い」としか言えなくなっているのかもしれない。

さらに余談を言えば、それほど甘みを賛美するくせに本来甘くないといけないはずのケーキなどに対する誉め言葉は「甘さ控えめ」なんだから訳がわからない。
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