2015/12/12 | 投稿者: 鹿苑院

『アキハバラ電脳組』というアニメのOPテーマ曲だった、奥井雅美さんの『Birth』という曲に、「とりたてて急ぐことなんてなかったのにどーしょうもないパニック好き」という歌詞がある。
これはなかなかうまく人間心理を捉えている。別に急ぐ必要は無いのになぜか目の前の作業を早く終わらせようと焦ってしまい、自分で自分に無用なノルマを課してしまうことは誰にでも経験があることだろう。傍から見ればまさしく、どーしょうもないパニック好きである。

臨床医に戻って初めての12月である。パニック好きが増える月である。ああ歯科医院の12月ってこういうイラッとくる感じだったよねと思い出す。
夏あたりに自己判断で勝手に無断キャンセルして治療を中断していた患者が、「今年の汚れ 今年のうちに♪」とばかりにやってきて、年内に全部きれいにしたいとのたまう。当然放置していたツケは大きく、年内に治療しきれないことが多いが、年を越せばあとはどうでもよくなるらしくまた無断キャンセルしてフェードアウト。次に来る時はひどく痛むか腫れるかしていて、もはや抜くしかないところまで来ているが「抜くのだけはどうしても嫌だ」と駄々をこねるまでがワンセットである。
「あんた歯なんてどうでもいいんでしょ? なんで今更抜くのをもったいぶるんですか?」と言ってやりたくなるがそこは客商売なので、「あの時ちゃんと最後まで治療していれば抜かなくて済んだんですけどねぇ…」とやんわり言う程度がいいところ。
なぜ明らかに10:0で自分に責任があることがわかるはずなのに駄々をこねることができるのか? きっと三波春夫のファンなのだろう。昔の歯医者はとても怖く、「なんでここまでほっといたんじゃ!」がお決まりの第一声だったらしいが、そう言いたい気持ちはよくわかる。

冷静に考えれば、治療を年内にこだわる意味はまったくない。1月1日時点で体のどこかに悪い所があれば呪いがかかってその年1年が厄年になるとかそういうことはまったくない。確かに年末年始は医院は休むからその間に痛くなったら困るとは思うが、たかだか6日間であって勝手に放置していた期間に比べればはるかに短い。
ではどうして年内にこだわるのか? 冒頭に書いたとおり、どーしょうもないパニック好きだからに他ならない。
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2015/12/7 | 投稿者: 鹿苑院



あるライブ映像で見て気に入った。太鼓を叩くKATSUさんがかっこいい。曲名を裏切らぬ軍歌のごとき勇壮な歌詞もいい。
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2015/12/5 | 投稿者: 鹿苑院

宇治上神社の貼り紙が反響を呼んでいる。これだ。

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「お客様は神様」の自論は通用しませんというのがいい。それにしても、こんなことを本物の神様がおわす神社にまで言わせることになるとはあの人も罪深いことをしたな、と思わざるを得ない。演歌歌手・三波春夫である。

実は「お客様は神様です」なる言葉を最初に言いだしたのは三波春夫だ。この発言が出る前の日本では「売ってあげる」「買ってあげる」の対等な関係が成り立っていたらしく、横柄な客はそれほどいなかったらしい。
もっとも、三波春夫サイドの説明によるとこの言葉は「客は店員に対してどんな横柄な態度をとってもいい」という意味ではなく、「神様に芸を奉納するような厳粛な気持ちでステージに臨む」という意味だったというのだが、そうだとすると文法がおかしいような気がする。その意味を言いたいのなら「神様がお客様です」でなければならない。
まあこの釈明が責任逃れのためのウソでないとしても、明らかに曲解されやすい、悪用されやすい言葉であることは容易に予測できたはずで、いずれにしても三波春夫に罪無しとは言えない。

しかし、よく考えると日本の神々は人間に対して無茶な要求を突き付けたりはしない。
旧約聖書の神なら「おまえの息子の首を斬って火で焼いて俺への捧げ物にしろ」と平気で言い出したりするので、「お客様は神様です」を今のような歪んだ意味に曲解した最初の人はキリスト教徒だっただろうな、と無責任な推測をする。
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2015/12/3 | 投稿者: 鹿苑院

今年は中濃地方の当たり年なのだろうか、関善光寺の宝冠大日如来が全国的な話題になったと思ったら、次はお隣・美濃加茂市が全国から注目されている。

『のうりん』という漫画がある。農業高校の毎日を描く漫画で、そのモデルは美濃加茂市に実在する加茂農林高校である。これはよくありがちな、ファン同士で「ここがモデルではないか」と勝手に言い合っているだけではなくて、製作者サイドが加茂農林高校がモデルですと公式発表しているので間違いない。なんでもその効果で加茂農林高校の志望者が飛躍的に増えたらしい。美濃加茂市がこれを町おこしに活用するのは当然の流れである。

さて、今回全国的な話題になっているのはこのポスターだ。

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巨乳キャラが扇情的な表情をしている(ようにも見える)このポスターが人目につく所に貼られているのは問題があるのではないかという苦情が寄せられ、賛否両論集めている。

元々『のうりん』のファン向けのイベントなのだから「家族連れ、子供連れで行けない」というような批判は的外れだし、駅前に一枚貼られているだけで街じゅうにあるわけではないから最低でも苦情を言う権利があるのは本当に目に入る可能性がある美濃太田駅の使用者だけではないかと思う。それに他県からわざわざ文句を言ってくる田嶋洋子みたいなフェミナチはどうせ美濃加茂市と岐阜市の区別もついていないだろう。

…というわけで、オレの判決は無罪なのだが、現在ではこのポスターは撤去されている。
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