2015/7/5 | 投稿者: 鹿苑院

変化観音の中では、十一面観音が好きだ。その理由は敬愛する菅原道真公の本地とされるからである。

インドではモンスーンという風が吹く。インド人にとって身近な自然現象だがその定義はしっかりと定まっておらず、そのため「子供でもモンスーンを知っているが気象台ではモンスーンについて何も知らない」と言われる。ま、台風のようなものだと思えばよろしい。
突風や洪水を起こしたりと破壊的な一面も持つが、これによる降水で大地は潤い、作物が実るというありがたい面も持つ風なのだ。

モンスーンの破壊的な面を尊格化したのが不動明王で、恵みをもたらす面のそれが十一面観音だという。つまり不動明王と十一面観音は背中合わせ、表裏一体の存在なのだ。
十一面観音の化身である菅公の天神様が最初は御所に雷を落としたりする怒りの神だったことを思うとなんとなくしっくり来る。
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