2015/3/1 | 投稿者: 鹿苑院

日本で栽培される茶の75%は「やぶきた」という品種である。茶の大敵である霜に強く、煎茶にした時の風味に優れるため瞬く間に全国を席巻した。まあ適当にスーパーでお茶を買ってきた場合、やぶきただと思って間違いない。優良品種ではあるけども、このために茶の味の地域性が薄れ、画一化されてしまったと嘆く人も多い。必然的にやぶきた以外の品種は生産量が少ないためにすべて希少種になってしまう。

「あさつゆ」という品種を買った。鹿児島が代表的な産地だが、今回買ったのは深蒸し茶のメッカ・遠州掛川産。遠江の茶はこの日本茶マイブームを始めてから初めて飲む(数年前に仕事で掛川の会社の歯科検診をした時に出された茶はびっくりするほど旨かったが、当時は日本茶に目覚めていなかった)。
あさつゆは「天然玉露」と通称されるほど、とにかく甘みが強いと評判らしいのだが、使った茶葉の量が少な過ぎたのかとにかく薄く、それほどの甘みは感じなかった。深蒸しらしい濃緑色でもなく浅蒸しのように透き通っていた。ただ、確かにやぶきたと違う味で、かすかに栗のようなほっくりした風味を感じる。次はケチらずに茶葉を多めに使って試してみよう。
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