2015/2/2 | 投稿者: 鹿苑院

さて、大学教員の座を追われて下野したので、もう何を言っても平気になった(笑)。

教員時代ずっと、「学生の学力低下をどうするか」ということをやかましく言われていたし、それをテーマにした仰々しいセミナーに参加させられたこともあった。で、例によってオレはそれに違和感を覚えまくっていた。本当に学力低下してんの?

歯学部は肝心の歯科を学ぶ前に生化学、生理学、理工学、微生物学etc…基礎分野と呼ばれる学問がある。言うまでもなくこの種の学問は進歩している。
本編の歯科に入っても、例えばインプラントなんて昔はなかった。学問だけでなく技術だって進歩している。

つまり、おじさんおばさんの先生が学生だった頃よりも今の学生が覚えなきゃならないことは格段に増えているのだ。その上、歯科医師過剰に対する国の政策で国家試験の合格者数も抑えられている。これだけの不利な条件下で、昔より留年者や国家試験不合格者が多いから学力が低下したというのは一種の暴論ではないか?

なにか、「学生の学力低下ガー」と言われる度に、オレは「年寄りが『昔はよかった。近頃の若いもんは…』と言ってるだけじゃないかなあ…」と冷ややかな目線になっていたもんである。
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