2015/1/12 | 投稿者: 鹿苑院

珈琲党から日本茶党に鞍替えした時、サコミズ隊長に申し訳ないなという気持ちはあった。ひょんなことからそれを解決できそうな方法を見つけた。

隊長が好きだったのは珈琲の中でもエスプレッソ。エスプレッソの正確な定義を言い出したら気圧がどうのと言わざるを得ないが、まあ簡単に高濃度のということでよかろう。その場合、日本茶のエスプレッソとでも呼べそうなものがある。

作り方は簡単。茶葉にお湯を注ぐ時、いつものように大量に注ぐのではなく、茶葉がギリギリ浸る程度のごく少量に抑える。出来上がる抽出液はおちょこ一杯程度の量になるが、一瞬飲むのに抵抗を感じるほどの濃厚な旨味の塊が襲ってくる。

このやり方は日本茶カフェで覚えたが、家でも簡単に再現できた。珍奇な飲み方というわけでもなく、実は煎茶の古い飲み方に近い。煎茶も昔は今の玉露のようにごく少量淹れて雫を舌に乗せて広がる味を愉しむものだった。そのことは夏目漱石の「草枕」にも書いてある(と読んだこともないのに受け売りで知ったかぶりしてみるw)。
今のように大量のお湯を注いでガブ飲みできるようになったのは、ごく近年になって静岡で茶の大量生産が始まり、煎茶が高級品ではなくなってからのことである。

エスプレッソという言い方よりも和風なのが好みなら、「煎茶の濃茶」と言ってもいいかもしれないが、ともあれ隊長、これが私の答えです。
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