2015/1/7 | 投稿者: 鹿苑院

「へうげもの」で古田織部が自分がプロデュースした器を「美濃焼」の名で売り出そうとしたところ、織田信長がプッシュしてくれていたネームバリューが強いため「瀬戸焼」の名の方が売れると言われて渋々そうするシーンがある。

瀬戸焼と美濃焼はそれぞれ愛知県・岐阜県の産業なので、どうしても現代の行政区分に捉われてしまう現代人の目からは別物に思われがちだが、地図を見ると瀬戸と多治見・土岐(美濃焼の産地)は隣接していて、むしろこれを別物と考える方が無理がある。

歴史的に見てもその担い手たちはやはり同一の集団である。最初は瀬戸で作陶に従事していたが、戦国期にそのほぼ全員が美濃に移転した。理由は現代でも謎のままだが、戦乱を避けたとか、良質の土を求めたとか、岐阜城に移った信長の楽市楽座等の政策が商売に有利だったから等の諸説がある。
したがって、千利休の全盛期にあたる安土桃山時代の陶器はもっぱら瀬戸ではなく美濃の産である。

少し時代が進むと尾張徳川家は彼らに瀬戸に戻るよう命じ、瀬戸焼が本格的に復活した。それと関係あるかどうか知らないが、歴代尾張藩主の中で初代義直の墓だけは瀬戸の定光寺にある。
0

2015/1/7 | 投稿者: 鹿苑院

大河ドラマ「花燃ゆ」をスルーする気でいたが、ちらっとだけ見たら意外に面白そうだった。土曜日の再放送をちゃんと見てからどうするか決めようと思う。

ただ、NHK大河によくある傾向と言ってしまえばそれまでだが、俳優の使い回しはどうにかならないのだろうか。伊勢谷友介は数年前に高杉晋作を演じて、それがなかなか似合っていた。それをいきなり吉田松陰と言われても混乱してしまうのだ。松陰と高杉では関係が密接すぎるから尚更のこと。
「花燃ゆ」に伊勢谷友介を出すなら、いっそ長州藩とは全然関係ない幕府の役人あたりの役で出すか、再び高杉を演じさせるかすれば良かったのに…と思う。伊勢谷高杉のイメージを守りたいために「花燃ゆ」を見ないという選択肢もリアルに心中に浮かんだ。
0




AutoPage最新お知らせ