2014/12/4 | 投稿者: 鹿苑院

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これは、豊臣秀次と彼に殉死した人々の肖像画である。秀次の右下に僧形の人物がいる。名を玄隆西堂という。

玄隆西堂は秀次事件とは何の関わりも無い。高野山に追放された秀次の元に見舞いに来て、碁を打っていたに過ぎないが、その対局中に太閤の使者として福島正則が来て、秀次に切腹の命令を伝えた。
玄隆西堂は無関係の人間なので切腹を命じられた訳でもないが、この時の言い草が振るっている。「この場に居合わせたのも何かの縁だから、私も一緒に腹切りましょう」と言うのだ。そんな重大な事をあまりにもあっさりと決め過ぎている。まるで黒鉄ヒロシの漫画の登場人物である。腹切ったら死ぬんだぞ!?

自分が頼んだ訳でもないがさすがに悪いと思ったのだろう。せめてものことに、という気持ちだろうか、介錯は秀次本人が行った。
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