2014/7/31 | 投稿者: 鹿苑院

世界で最も多く人間を殺している動物は蚊だという。蚊に刺されることで感染するマラリア、デング熱等で死亡している人は年間72万人。ライオンに喰い殺される人が100人、サメに至っては10人というから、いかに蚊がダントツのヒューマンキラーかがわかる。

マラリアを媒介するハマダラカは日本には生息していないので今の所は安心なのだが、地球温暖化に伴って分布域が北上してきているのでいつか日本にも来るかもしれない──という説明を受けたことがある。
そうは言っても昔は日本にもマラリアがあって平清盛はそれで死んだりしているのを考えれば、いわゆる化石燃料の使い過ぎによる地球温暖化のせいではなく人間の活動とは無関係に1000年くらいの周期で地球は暑くなったり寒くなったりを繰り返しているという説にも説得力が出てくる。

なお、蚊に次ぐ2位は年間47万人殺している人間。
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2014/7/28 | 投稿者: 鹿苑院

肩衝茶入の王様といえば初花という認識が定着している。楊貴妃の油壺だったという伝説の艶やかさ、足利義政の所持品だった由緒の正しさ、三英傑に伝来され徳川将軍家の秘蔵の品となったゴージャスさ、どこから見ても肩衝の王にふさわしい。

ただ、初花が肩衝の王になったのは徳川将軍家云々というのが理由で、それ以前には新田肩衝が最高とされていたようだ。

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(写真は徳川ミュージアムHPより拝借)


新田という銘の由来ははっきりしない。おそらく所持者に由来するのだろうと想像されており、桑田忠親氏などは新田義貞が所持していたという説を主張しているが確証はない。まあ新田一族の誰かが持っていたんだろうというアバウトな説明がされていることが多い。

信長の名物狩りの対象となりその所有となったが、本能寺の茶会にはその名が見えないので安土城に置かれていたのだろう。そのことが本能寺の変の火災から新田を救うことになった。
その後、どういう経緯か大友宗麟が所有していたが、宗麟の豊臣秀吉への臣従の際に献上された。宗麟の臣従は大友領を圧迫していた島津家を討つのに秀吉の力を借りるためで、これにより秀吉の九州攻略が始まるが、その進軍中に秀吉はずっと新田肩衝に頬擦りしていたという。北野大茶会でも秀吉が茶を点てるのにはこれを使った(千利休は楢柴、天王寺屋宗及が初花)。

大坂落城の後、焼け跡から回収されて修復を受け、徳川家康の所有となる。同じパターンで回収・修復を受けた九十九髪茄子などはすぐに褒美としてその修復を担当した職人に下賜されているのに新田肩衝は家康が手元に置いたところを見ると余程に気に入ったのだろう。徳川家が新田源氏ということも大いに関係があるように思われる。家康は水戸頼房にこれを与え、以後、水戸徳川家に伝わる。

余談だが堀江姓は新田源氏であり、水戸にはみかこしの祖父母が住んでいる。新田肩衝はスタチャファンなら必見…なのかな?
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2014/7/26 | 投稿者: 鹿苑院

昨日封切りされたハリウッド版ゴジラの新作を早速観てきた。ハリウッド映画の欠点はストーリーが大味なことだと思っているが、そのきらいは今回もあった。やはりカタルシスの深さにおいては日本映画に勝るものはなく、和製ゴジラにはまだまだ及ばない。

ただ、満足感はある。ハリウッド映画の長所は映像に迫力があることで、怪獣映画においてはそれが巧く活かされる。オレは昔ながらの着ぐるみとミニチュアの特撮の方が好きなのだが、CGの怪獣映画も悪くないなと初めて思った。肝心のゴジラは威圧するような圧倒的な巨大感がある。こうでなくちゃいけない。やっとアメリカさんもゴジラってもんがわかってきたな。

これに連動した今日の「世界ふしぎ発見」の円谷英二特集も必見の内容だった。
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2014/7/24 | 投稿者: 鹿苑院

ブログの背景色を変えてみた。前の色はカーキで、それを選んだのは当時ミリタリーにハマっていたから。結構気に入っていたけど、定期的に変えたくなるのがオレの性分のようだ。

いろいろ試してみてこれにした。これにした理由は青磁の色に似ているなと思ったから。好きな色を聞かれてべつだん緑色を挙げることはないのだが、何故か陶磁器に関してはオレは緑色が好きなのだ。好きな陶磁器はと聞かれたら迷わず青磁を挙げる。

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2014/7/24 | 投稿者: 鹿苑院

上坂すみれさん(以下すみぺ)のアルバムに「予感」という曲があるが、曲調が長州力の入場テーマ「パワーホール」に酷似している。作曲者が同じなので盗作とかそういう問題にはならない。その作曲者・平沢進さんはこの前すみぺのラジオにゲスト出演していた。

平沢進さんはプロレスに興味がなく、長州のこともまったく知らなかったので、プロレス会場ってこんな感じかなと適当にイメージして作曲したらしい。それがプロレスラーの入場曲で屈指の名曲になってしまったのだから面白い。なお余談だがすみぺは若いくせに昭和プロレスのファンである。

ちなみに長州力は携帯電話を機種変更した時に、余計な気を利かせた店員に着信音をパワーホールにされてしまったらしい。「クソうるさいが着信音の変え方がわからない」とインタビューで語っていた。

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2014/7/23 | 投稿者: 鹿苑院

大河ドラマ「独眼竜政宗」の総集編第二回のタイトルは「男は一生 父とたたかう」である。

今日が誕生日のある人にメッセージを送りながら、ふとその言葉を思い出した。なので、「誕生日おめでとう」の後に「オレは一生君と戦う」と付け加えた。思えばもう11年戦っている。みかこしの歌に「エメラルドの丘を越えて」というのがあるが、オレはオレンジの丘を越えられるのだろうか。

とまあ、自分以外の誰も意味がわからないであろう述懐を書いてみた。質問されても答えません。お目汚し多謝。
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2014/7/22 | 投稿者: 鹿苑院

最高裁が、永住外国人の生活保護を認めないという判決を出した。至極真っ当な判決である。金が無いと騒いで増税して日本人から搾り取っておいて外国人に生活保護を与えていた今までがおかしいのだ。頼るなら母国に頼るのが当然だろう。ましてそれが反日活動をしている半島系左翼なら尚更である。

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ただ、生活保護ありきで今までやってきた家庭にいきなり、はい今月から支給しませんからねとはいかないだろう。ソープランドで行われていることは客とコンパニオンの自由恋愛であって売春ではないというレベルの屁理屈をこねて法解釈の抜け穴を見付けて結局現状は変わらないというオチになるような気がせんでもない。
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2014/7/20 | 投稿者: 鹿苑院

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南宋の滅亡物語は美しい。中国の王朝の滅亡といえば、まずは王朝が腐敗し、人心が離れ、農民反乱が頻発し、その中から頭角を現した複数の群雄が相争って次の天下人が決まるというパターンが多いが、南宋に関して言えばそうではない。特に腐敗したわけでもなく農民反乱もなく群雄も割拠せず、ただただ攻めてきた元(モンゴル)が強大過ぎたというだけのことである。

この時代の南宋の忠臣といえば文天祥が有名であり、この本でも主人公格ではあるが、彼だけが主人公というわけではない。滅びゆく南宋朝廷の人々の群像劇が臨場感を持って描かれている。個人的には、一生懸命やっているものの常に間が悪く人望を得ることができない陳宜中が自分に似ているような気がした。

南宋最後の戦いは海戦である。幼少の皇帝以下、人々が入水していく姿は平家の滅亡を連想させるものがあった。奇しくも似た形で勝利した元朝と鎌倉幕府がやがて戦うことになるのは奇縁と言っていい。
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2014/7/19 | 投稿者: 鹿苑院

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いわゆる北方太平記の一角をなす作品。北方謙三の作品は実は初めて読んだ。もっと男くさいゴツゴツした作風かと思っていたが、癖がなく読みやすく、しかも面白かった。

佐々木道誉はばさらの先駆けと言われる。ばさらと傾奇者はイコールではないかもしれないが、前田慶次が好きなら佐々木道誉も好きになれるのではないだろうか。道誉の何ものも恐れないふてぶてしいほどの大胆不敵さは読んでいて痛快になる。敵に回すのは嫌だが味方に付けていても扱いづらいだろうなあと足利尊氏の苦い顔が思い浮かぶようだが、その足利尊氏もこの作品ではどこか一癖ある、道誉と対等に渡り合える個性の持ち主に描かれている(ちなみにオレのイメージでの足利尊氏は擦れた所のない、気のいい善人の塊みたいな人物である)。

最後まで面白く読み進めたのだが、最後の三行を読んだ時に急に感動して目頭が熱くなった。奇妙な形だったけど道誉と尊氏は友情で結ばれていたんだ、そう思った。
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2014/7/19 | 投稿者: 鹿苑院

レンタルしてきた「キングコング対ゴジラ」を見た。面白かった。この頃のゴジラはまだベビーターンはしておらず、人類にとって純然たる敵である。対するキングコングは明確に人類の味方という描写はないが島を襲った大ダコを退治して島民を救っているし、むやみに街を破壊したりもしていない。基本的に善玉と見て良さそうだ。

現実のゴリラも善良な動物である。見た目は怖いが専ら草食性。ゴリラの代名詞ともいうべき胸を叩く仕草(ドラミング)は敵を威嚇して闘わずして追い払うのが目的で、いわば平和主義のための手段と言っていい。
海外の動物園でゴリラの檻に人間の子供が誤って落ちてしまったことがあるが、この時はゴリラがこの子供を拾って飼育係に引き渡したというのだからなんとも可愛らしい。これが凶暴なチンパンジーだったら子供の命はなかったかもしれない(チンパンジーは他のサル類を襲って食べる習性がある)。

圧巻は「ココ」と名付けられたゴリラである。幼い頃に手話を教えられてこれをマスターし、なんと人間と会話ができるようになった。誕生日プレゼントに猫をねだったのでこれをプレゼントしたところ大変に可愛がったのだが、その猫は交通事故で死んでしまった。その事を伝えたところ明白に手話で悲しさを表明し、泣き続けたという。
さらには「死ぬとどこに行くの?」と人間がココに聞いたところ、「苦労のない穴に」と答えている。驚くべきことにゴリラにも宗教観があるという証拠である。人類の最も原始的な宗教もあるいはこういうものではなかったかと想像するに充分である。
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