2013/8/17 | 投稿者: 鹿苑院



10年に1人の逸材。明日のエースは君だ!
0

2013/8/17 | 投稿者: 鹿苑院

日本人は『香り嫌い』が多い。「線香臭い」という不思議な言葉が存在するし、香水もつけただけで顰蹙を買うことがある。「香水臭いぐらいなら汗臭い方がマシ」と信じがたいことを言う人もいるほどだ。線香や香水を作る会社もわざわざ調香士を雇用して研究させてまで悪臭を生産しているわけがないので、よほど粗悪な物を除いて線香や香水が臭いわけがないのだが、この風潮はどこから生まれてくるのだろう。
オレの観察した限りでは、『香り嫌い』の日本人はそれがどんな匂いなのかは関係無く、脊髄反射で「臭い」と言っているだけのように思う。よく嗅いでみたら良い匂いなのか、それとも本当に悪臭なのかはどうでもよく、誰かが臭いと言い出したから臭いというだけの、思考とも呼べない短絡思考。

前置きが長くなったが、ここでは線香や香水の話をしたいのではない。同じ短絡思考の作用で歴史の中で臭くないのに臭いと言われているものが多々ある。例えば満州国、従軍慰安婦、真珠湾攻撃…。
今日は満州国の話をしたい。



中国の政府を正当な順に並べると、中華民国≧満州国>中華人民共和国ではないかと思う。文化大革命で中華文明を否定した毛沢東の国がどうしてぬけぬけと国号に「中華」と冠しているのかがそもそも不可解である。

満州国の執政は清の最後の皇帝・愛新覚羅溥儀である。そして愛新覚羅氏は満州族である。辛亥革命とロシアの介入で混乱した満州の地を清の皇室が日本の援助により取り戻し、「後清」とも呼ぶべき国を建てた──中国史にいくらでも類例があるケースである。現代の中国では満州国のことを「偽満州国」と呼んでいるが、論理的に満州国を否定することができないので苦し紛れにそう呼んでいるのだ。もしそれをできる論理があるとすれば華夷秩序を唱える朱子学くらいのものだが、「うるせえ、漢民族が一番偉いんだ! つべこべ言わず満州族ごときが漢民族様に逆らうな!」などという理論は現代では通用しないことが彼らもわかっているのである。
なお満州における日本の権益は正当な条約に基づくもので、張学良の排日活動は国際法違反と言わざるを得ない。満州事変も張学良の狼藉を取り締まって欲しいとの現地住民の声に応えたもので、帝国主義ゆえの単純な領土欲によるものではない。

終戦ギリギリのタイミングで火事場泥棒的にソ連が日本に宣戦布告、満州国に侵攻し、満州国は滅亡するが、この行動から見てソ連が満州に野望を抱いていたのは明白で、ソ連に対して関東軍が抱いていた危機感は正しかったことがわかる。
終戦後、東西冷戦の時代になると満州は西側(国民党)と東側(共産党)の争奪戦の舞台になる。日本の莫大な資金投入により近代化した満州はどちらの目から見てもノドから手が出るほど欲しかったのだ(同じことは朝鮮半島にも言える)。
結局、ソ連の後ろ盾を得た共産党が勝利し、満州どころか中国そのものの赤化となった。その結果が今の言論の自由も食品の安全も無く、チベットやウイグルで虐殺しまくり、尖閣諸島や沖縄をも虎視眈々と狙う中華人民共和国である。いかに満州国の存在が大切なものであったかがわかる。
0




AutoPage最新お知らせ