2012/7/19 | 投稿者: 鹿苑院

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花だって命があるのに、なぜ仏教では仏前に切花を供えるのかということはどこか心の片隅に疑問になっていた。
釈尊の時代には植物が生き物だと認識されていなかったからで(本当にそうなのかどうかは知らん)、その時代に成立した習慣が今も続いてるだけじゃないかというくらいに解釈していた。でもどうやらその辺の配慮も実はちゃんとされていたらしい。

仏花は普通の生け花に比べてかなり低く、花瓶の縁すれすれの高さに花がくるくらいにして飾る。実はこれが謎を解く鍵だった。

日本では花を切る時、茎の真ん中あたりで切る。しかし仏教発祥のインドでは花の部分だけを切り取るらしい。熱帯の植物は生命力が強いので、そのくらいのダメージならまた花を再生することができる。つまり植物の命を奪ったことにはならない。「殺すことなかれ、殺さしむることなかれ」のダンマパダを説いた仏教の面目躍如というところか。
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