2012/2/16 | 投稿者: 鹿苑院

今、吉川英治著「源頼朝」を読んでいる。吉川作品は癖のない文体ですらすらといくらでも読めるから心地良い。重厚な読み応えを与えてくれる司馬遼太郎作品と好対照である。無論、その両者の優劣を論じる気はない。どちらも素晴らしい作家である。

オレの中での源平合戦の登場人物のイメージは2005年のNHK大河ドラマ「義経」による所が大きい。今年の夏あたりになると今やっている「平清盛」のイメージも加わってくるだろうが、まだ始まって日が浅く、佳境に入ってもいないので現時点ではイメージは薄い。
というわけで、オレのイメージでは源頼朝は中井貴一さんだし、平清盛は渡哲也さん、宗盛は鶴見辰吾さん、知盛は阿部寛さん、後白河法皇は平幹二朗さん、新宮十郎行家は大杉漣さん…なのだ。
ただ、義経だけはタッキーにしたくないという意地に似た感情が何故かオレの中にある。正直な感想を言わせてもらえばあれだけ凄い役者が集まっておきながらなんで主役がタッキーかねと。主役だけが妙に浮きまくっていたような気が今となってはする。あと、ラストシーンで義経の郎党たちが討ち死にしていくシーンまでは感動的だった(特に伊勢三郎)が、義経が自害した瞬間に何故かお堂の屋根が爆発して白馬が天に駆けていくという意味不明な演出がなされたのはいただけなかった。蛇足とはああいうことを言うのである。
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