2011/9/23 | 投稿者: 鹿苑院

「称讃浄土仏摂受経」。

日本の仏教徒にはあまり馴染みのない経典かもしれないが、今この経典にすごく興味がある。一度だけこの経典が記された巻物を滋賀県の博物館で見たが、全文に目を通したことはない。それが読める場所を探しているところ。

「日本の仏教徒にはあまり馴染みのない」と書いたが、実は完全にそうというわけでもない。浄土宗や浄土真宗の家なら「仏説阿弥陀経」があるだろう。この日本の仏教徒にもお馴染みの経典の、そのサンスクリット語の原本、それを鳩摩羅什という高僧が漢文に訳したものが「仏説阿弥陀経」で、西遊記の主人公である玄奘三蔵が訳したものが「称讃浄土仏摂受経」なのだ。だから基本的な内容は多分「仏説阿弥陀経」と同じなのだろうけど、西遊記ファンのオレには玄奘三蔵が訳したということに意味があるというワケ。

Wikipediaにはこの「称讃浄土仏摂受経」に関して「異民族を差別する思想が見られる」とあるが、どんなことが書かれているかまでは説明されていないので、ここが気になる。「大唐西域記」を読んでも中華思想に塗れているとは思えないあの玄奘法師が悪意を持ってそのようなことを書くとはちょっと思えないので、昔のドラマとかを見ていると出てくるテロップの「当時の時代背景に鑑みて、差別を助長する目的ではないこと、また作品のオリジナリティを尊重してカットしませんでした」というやつだと思う。多分。
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