2011/9/15 | 投稿者: 鹿苑院

労働とは尊いものである──現代では優勢なこの考え方は、中世までは異端であったといっていい。「労働」を「金儲け」と言い換えれば卑しいものとする考え方は現代でも残っている。「労働は金のためにするんじゃないんだ!」という書生論はここでは問題としない(個人的にはそういうことを言う奴は嫌いである)。

私の知る限り、労働を尊いものと言った最初の人はカルヴァンではないか。プロテスタント・カルヴァン派の祖である。それ以前のキリスト教では労働=金儲けを罪深いことと考えていた。神殿の周りで商売をしていた店を打ち壊し、「祈りの家をあなたたちは強盗の巣にしている!」と激怒したというイエスの故事は労働蔑視を表しているものではないか。

我が国の仏教においてもそうであった。真言宗、天台宗においては労働は罪深いことであり、それをせずに仏道修行に専念できる貴族階級だけに救いの道が開かれていた。法然上人の登場により、労働者階級にも救いの道は開かれたが、その法然上人の教学でも、その系譜を継いで最も労働者階級と親しく交わったであろう蓮如上人の教学でも、「労働は救いの妨げにはならない」とは言っているがカルヴァンのように「労働は神の御心にかなう行いである」とまでは言っていない。つまり労働を否定してはいないが積極的肯定もしていない。

このあたりの解釈は難しい。日本昔話では働き者が幸せになる話が多くあるので、仏教界の解釈とは別に労働を尊ぶ心が昔の日本人にもあったのかもしれないが、我々が読んできた日本昔話は現代の倫理感に合うようにその辺が改変されているのかもしれない。つまり、昔の日本人が労働をどう捉えていたのかは詳しくはわからない。
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2011/9/15 | 投稿者: 鹿苑院



1989年のベストバウト。
これぞプロレス。鶴田のプライド。天龍の闘魂。観客の熱気。プロレスよりK-1の方が迫力あるなんて言ってるやつはこれを見てからそんなたわ言を言って欲しい。
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