2011/7/16 | 投稿者: 鹿苑院

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2011/7/16 | 投稿者: 鹿苑院

岐阜市街の真ん中にある私の隠れ家の喫茶店には、昭和中期の雑誌の切り抜きが貼ってある。すなわち珈琲豆の番付表であり、横綱はマンデリンとなっている。

時代は流れ、今はマンデリンはそれほど高級とはされない。珈琲豆売り場に行けば、モカやキリマンジャロと同じくらいの値段で売っているのを目にすると思う。代わって今や最高級とされるのはブルーマウンテンだが、この品種の虚栄なることはかつてこのブログで書いた。

その次に高価なのはハワイアン・コナで、ブルーマウンテンを上記の事情ゆえに除外して考えるなら繰り上げ1位となるが、実はハワイアン・コナもそれほど飛び抜けて上質なわけではない。この品種が高価なのは産地がハワイだからである。珈琲生産地の中では唯一の先進国だから人件費が豆の値段に上乗せされて高いのであって、品質が優れているからではない。評するなら「高価な普通の豆」である。

そう考えると、そういう付帯条件が無い身で横綱とされていたマンデリンがいかに偉大かが解る。まるで八百長無しで横綱になった力士のようである。
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