2011/1/12 | 投稿者: 鹿苑院

窮すれば通ずとはよく言ったものだ。人間追い詰められると知恵が湧くものである。以前にポプリ策を掲げたが、これが期待したほどではなかった。香炉に入れる程度の量ではほとんど香らない。
そこで次の手である。お香に鼻を近付けて匂いを嗅ぐと、火を点けていなくてもそれだけで匂いがするだろう。そこに目を付けた。すり鉢でお香をゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリと、完全に粉になるまで磨り潰すのだ。こうすれば表面積が増えるので、匂いがよく出るというわけである。なんか薬を調合する家康公みたいで、やってて楽しい。
実際やってみたが、わりと良い感じだ。机に座ると沈香の香りがちゃんとする。このまま純粋な沈香の香りを楽しむのも良いが、私の好きな乳香を混ぜても良いと思う。なぜ混ぜるのかといえば、乳香はイエス・キリストが生まれた時に東方三博士が献上した香料だからだ。同じ馬小屋で生まれた聖徳太子さまとの共通点がよく挙げられるキリスト。そのオマージュとして乳香を混ぜるというわけ。沈香と乳香がどんなコラボをするか、想像しただけで楽しい。
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