2010/12/9 | 投稿者: 鹿苑院

一度は死んだかにみえたあの現代の狂気・東京都青少年健全育成条令が、さらにパワーアップして帰ってきた。前回は「設定に関わらず18歳未満に見えればアウト」という論外な腐れ条令案だったが、今回は年齢制限さえも消え、問題がある描写とお上が判断したら(何を基準に?)、大人同士の絡みの描写さえ取り締まりを受ける可能性があるという、論外のそのまた外な案になっている。

この腐れ条令案を主導する石原慎太郎知事は、疑問をぶつけた記者に「おまえは出版の味方、俺は都民・国民の味方」と言い放ったらしい。察するに石原知事は本当にそう思って正義感に燃えてこれを推し進めているのだろう。ただバカだからその危険性に気が付いていないか、意図的に見えないフリをしているかのどちらかである。この人の書いた「太陽の季節」だって下品極まりない三流小説なんだが。

もしこの条令が可決されたらそれはすなわち治安維持法の復活に他ならず、政治権力の暴走は火をみるより明らか。「歴史は繰り返す」の原則通りに暴走した政治に引っ張られた日本が、先の敗戦に次ぐ第二の亡国を迎えた時、石原慎太郎の名は民主主義を壊し日本を破滅に導いた罪人として永遠に日本史に記録されるだろう。石原の名などどれほど汚れても私は構わないが、祖国の滅亡は見たくないものだ。腐れ条令案が可決されるか否決されるかは今月15日に決まる。
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