2010/12/30 | 投稿者: 鹿苑院

マブダチのUホークさんと一緒に名古屋高島屋で開催中の親鸞展に行ってきた。個人的に最も感銘を受けたものは、親鸞聖人愛用の笈と杖。なんとガラスケース等で囲まれることなく、裸でそのまま展示してあった。「触るな」とは書いてあるが、その気になれば簡単に触れるような状態である。俺は触らんけどね。

この手のイベントにせよ博物館にせよ、一番面白いのはグッズ売り場で、俺の場合は本物の名品を見る感動よりも本物そっくりのレプリカが手頃な値段で売っていることの方がテンションが上がる性質なので、そのための軍資金は豊富に用意して行ったが、実はこれに関してはさほどでもなかった。以前にこのブログで少しだけ載せた親鸞聖人フィギュアを楽しみにしていたんだが、間近で実物を見ると、何かが不満に感じて結局買わなかった。安っぽいとか作りが雑とかいうことはないんだが、肝心の顔が俺のイメージの中にある親鸞聖人とあまり似ていない気がした。結局買ったのは親鸞展ガイドブックと、聖人ゆかりの地のお菓子を二、三。このガイドブックはしっかりした内容で気に入ったし、お菓子は我が持仏の聖徳太子さまと一緒に食べよう。
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2010/12/25 | 投稿者: 鹿苑院

幕末から明治初期にかけての最強の藩は薩摩だと思っていた。幕府の目を盗んだ密貿易により富力を付け、島津斉彬以来の西洋技術の研究、その成果の西洋式軍隊…幕末の佐幕と勤王の戦いは薩摩を味方につけた方が常に勝っているのだから。

しかし上には上がいるものだ。幕末時点では薩摩に譲るとしても、明治初期における最強の藩は薩摩ではない。長州でも土佐でもない。ずばり言おう。明治初期最強の藩は紀州である。

元々、幕末の時点でも紀州はそこそこ強かった。第二次長州征伐でもあちこちで負け続ける幕軍の中で紀州だけは勝ち続けていたほどだ。それが大政奉還後、津田出(つだ・いずる)という傑物が出て藩政改革を初め、陸奥宗光、北畠道龍の協力を得て紀州藩軍を最新鋭の装備を持つ洋式部隊に改造する。おそらくこの紀州軍をもってすれば薩長の政府を覆すことも不可能ではなかったろう。版籍奉還は紀州を恐れた明治政府の策ともいう。

徳川御三家の中で尾張や水戸はあまり幕府に協力的ではなかったが、紀州は尊王思想に染まらずかなり終盤まで佐幕であり続けた。その紀州が薩長をも恐れさせる国内最強の軍を最後に持ったことは徳川一門の誇りと言っていい。
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2010/12/24 | 投稿者: 鹿苑院

12月24日といえば、いわずとしれたウルトラの父降臨祭であるが、なんとこの日に妹が入籍してしまった。

わし? フツーに仕事してたよ。
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2010/12/23 | 投稿者: 鹿苑院

「中国語の純潔を守る」ためとして、新聞・雑誌の発行を監督する中国政府の国務院新聞出版総署が、一般に知られていない外来語やアルファベット表記の外来語を記載した印刷物の出版を禁止したそうだ。

どこの国にでも石原みたいなやつはいるなと思った。裏返せば、石原がやっていることは日本も中国のような情報統制社会になっていく危険性を十分に持たせた愚策と言える。日本人よ、怒るべし。
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2010/12/21 | 投稿者: 鹿苑院

菅直人総理が東京都と石原慎太郎の暴挙を批判する発言をしてくれたようだ。そりゃそうだろう、よほど政情を知らない人ならともかく、この問題のなんたるかを少しでも齧った人なら反対せずにおれるはずが無い。

また、角川書店など10社で作るコミック10社会が反対の署名を集め始めるようだ。実は条例というものは総務省に反対の署名を集めて送れば撤回させることができるらしい。

総理大臣も民間企業もともに民主主義を守ろうとしている。風向きは悪いがまだ最悪ではないということ。
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2010/12/20 | 投稿者: 鹿苑院

「石原慎太郎や橋下徹ははっきり物を言うから好きだ」といって支持する人がいる。もってのほかの浅すぎる考えである。はっきり言ってさえいればどんな間違いでもどんな暴言でも良いのだろうか。両者の語録をよく読んでみるがいい。

内容については吟味せず、とにかくなんでもいいからはっきり言う政治家を支持する──きっとオーストリア生まれのちょびひげの伍長がドイツ第三帝国の総統になれたのもこういう考えの浅い人々の支持を集めたからなのだろう。
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2010/12/19 | 投稿者: 鹿苑院

先の記事にコメントをくださったtoshiさんに私が返したコメントが、自分の心情を上手くまとめることができていると思ったのでここで紹介しておく。

「板垣退助先生を初めとして、自由と民主主義のためにどれだけの人が努力したか。どれだけの人が血を流し命を落としたか。太平洋戦争を経てやっと日本人が掴んだ自由と民主主義。その歴史と多くの先人の血と汗と涙を、石原慎太郎ひとりの好き嫌いで断じて踏み躙っていいはずがありません。」

我ながらよく書けた。私がこの問題に怒っているのはなにも私がエロ本を見たいからとか買いたいからではなく(規制されるのが常識的にはエロ本とされない物も含まれるからこの条例はクレイジーなのだが)、自由と民主主義のために努力した日本人の100年以上の歴史が、暴言・差別発言だらけの男の個人的な好き嫌いのために一夜にして踏み躙られたことが歴史主義者として許せないからなのだ。「これは私憤ではなく天下国家のための義憤」と私が言う由縁である。
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2010/12/19 | 投稿者: 鹿苑院

マルチン・ニーメラー(ナチスドイツに抵抗した牧師)の詩

『ナチスが共産主義者を弾圧した時、私は不安に駆られたが、
自分は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった

その次 ナチスは社会主義者を弾圧した 私はさらに不安を感じたが
自分は社会主義者ではないので、何の抗議もしなかった

それからナチスは 学生 新聞 ユダヤ人と 次々に弾圧の輪を広げていき
その度に私の不安は増したが それでも私は行動しなかった

ある日 ついにナチスは教会を弾圧してきた そして私は牧師だった
だから行動に立ち上がったが その時はすべてがあまりにも遅かった』



現代日本風にアレンジしよう。

『行政がマンガを弾圧した時、私は不安に駆られたが、
自分はマンガ好きでなかったので、何の行動も起こさなかった

その次 行政はゲームを弾圧した 私はさらに不安を感じたが
自分はゲームをやらないので、何の抗議もしなかった

それから行政は 流行歌 サスペンスドラマ 時代劇 と 次々に弾圧の輪を広げていき
その度に私の不安は増したが それでも私は行動しなかった

ある日 ついに行政は小説を弾圧してきた そして私は小説ファンだった
だから行動に立ち上がったが その時はすべてがあまりにも遅かった』



いかがだろう? …え? サスペンスドラマや時代劇が規制されるわけがないって?
何を言ってるんだ、これ以上ない人権侵害である「殺人」が堂々と描かれているではないか。規制されないと考える方が無理がある。
「マンガなんてなくなってもいい」「ゲームなんて消えた方がいい」などと言っているうちにいつか司馬遼太郎を読むことが犯罪になるかもしれない。その時に規制に反対する人々にはこんな声が浴びせられるだろう。
「殺人を描写した本の規制に反対するとは、おまえは殺人犯予備軍か」

無論、これは今現在、石原慎太郎のマンガ規制に反対する人に「おまえはロリコンか、変態か」という声を掛けるのとなんら変わらない。自分が言われる立場になって初めてその異常さに気が付くのである。
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2010/12/18 | 投稿者: 鹿苑院

それにしても児童ポルノ規制とはよく考えたものだ。これを考え出した敵の軍師は比類ない切れ者である。反対意見を主張する者にはロリコンのレッテルを貼って黙らせることで世間を欺き、可決に導く。おまけにマンガ嫌いの世間の「オトナ」まで味方に付けることができる。可決したら自分及び自分が所属する団体にとって邪魔な人物に些細なことで性犯罪者の烙印を押して抹殺することができる。

たいしたものだ、日○聖人を信仰するとこんな知恵が得られるのか。
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2010/12/18 | 投稿者: 鹿苑院

ひょんなことから父親と例の東京都青少年健全育成条例の話になった。しかし、この会話はひどくお粗末なものになった。

父曰く
「俺には関係ない」
「俺はマンガなんか消えたっていい」
「おまえロリコンじゃねえの?」
「規制するってんならもういいやないか」


なんと情けないことだろう。なにが民主主義だ、なにが表現の自由だ、あれだけ言葉を尽くして偉そうなことを言っておいて最も身近な実の父親にさえこの問題の「基本のき」さえ解ってもらっていないじゃないか。今一言だけ言っていいなら大声でこう叫びたい。
「鹿苑院のアホ!!」

無力感とはこういうものか。身体からすべての力が抜けた気がする。何もかもが虚しくなった。有史以来多くの人々が世を捨てて出家した理由が解った。俺は天下国家のために義憤を抱いているつもりだったが、それは紅白歌合戦に知らない歌手が出ているからといって怒る人にまでバカにされるようなものだったのか。この義憤はそんなくだらない私憤よりも下なのか。これほど自分と世の中が情けなくなったことはない。
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