2010/7/9 | 投稿者: 鹿苑院

杉田玄白以前にも、処刑された罪人の身体を解剖した日本の医師がいた。当時の日本の医学は漢方に基づくもので、臓器の形や配置などは実際の人体とはかなり違うように考えられており、しかもそれらは陰陽五行説に基づいているとされていた。

件の日本人医師も、自分が教えられてきた形と実際の人体が全然違うことに気付いたが、彼はこう考えて目の前の現実を封印した。
「これは処刑されるような悪人の身体だから、普通の人と違う歪んだ構造をしているのに違いない。」

かなり苦しい理屈をつけて、目の前の現実よりも自分の観念の方を正しいとする。残念ながら本当にこの漢方医を笑う資格のある人は甚だ少ないように思う。
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