2009/2/15 | 投稿者: 釈鹿苑

「それからね、サーリプッタ君、極楽浄土ではね、いつもきれいなBGMが流れてて、一日中空から花びらが舞い落ちてくるんだよ。
あとね、きれいな鳥がいっぱいいて、そりゃもうきれいな声で鳴いてるわけよ。その鳥の声もまた、実はありがたい説法になってるって寸法だ。でもね、断っとくがその鳥ってのはこの地上にいる鳥とは全然別物だからね。なにしろ極楽浄土には悪だの罪だのなんて影も形もないんだから。つまり、普通の鳥じゃなくて阿弥陀如来が仏法の真髄を説くための手段として仮に作ったものだ。
その他にも極楽浄土というところは、いつも心地良いそよ風が吹いていて、木々が風にそよいでこれまたきれいな音がするんだ。
な、極楽浄土って良い所だろ?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちょっと一息。これで極楽浄土の描写は終わり。次からはもうちょっと精神的なお話になる。
「地上にいる鳥とは全然別物だからね。なにしろ極楽浄土には悪だの罪だのなんて影も形もないんだから」という部分には説明がいると思う。なぜ普通の鳥が極楽浄土にいてはいけないのか。 極楽浄土はむろん悟りの世界である。六道輪廻のサイクルから脱け出る(解脱)に成功した者が住む世界である。六道とは天道・修羅道・人間道・畜生道・餓鬼道・地獄道のことだが、鳥は畜生(人間以外の動物)にあたるので、なんらかの罪の報いで畜生道に落ちている者のはずだ。そういう迷いの世界を彷徨っているはずの者が悟りの世界である浄土にいちゃおかしいというわけで、「極楽浄土の鳥は地上の鳥とは全然別物」という注釈が必要になるわけ。


<原文>
又舎利弗。彼仏国土。常作天楽。黄金為地。昼夜六時。而雨曼陀羅華。其国衆生。常以清旦。各以衣コク。盛衆妙華。供養他方。十万億仏。即以食時。還到本国。飯食経行。舎利弗。極楽国土。成就如是。功徳荘厳。
復次舎利弗。彼国常有。種種奇妙。雑色之鳥。白鵠孔雀。鸚鵡舎利。迦陵頻伽。共命之鳥。是諸衆鳥。昼夜六時。出和雅音。其音演暢。五根五力。七菩提分。八聖道分。如是等法。其土衆生。聞是音己。皆悉念仏。念法念僧。舎利弗。汝勿謂此鳥。実是罪報所生。所以者何。彼仏国土。無三悪趣。舎利弗。其仏国土。尚無三悪道之名。何況有実。是諸衆鳥。皆是阿弥陀仏。欲令法音宣流。変化所作。
舎利弗。彼仏国土。微風吹動。諸宝行樹。及宝羅網。出微妙音。譬如百千種楽。同時倶作。聞是音者。皆自然生。念仏念法。念僧之心。舎利弗。其仏国土。成就如是。功徳荘厳。
0

2009/2/15 | 投稿者: 釈鹿苑

クリックすると元のサイズで表示します


今日2月15日は世尊釈迦牟尼仏の涅槃の日、平たく言えば命日である。
絵のように、釈迦の亡骸は右を下にして頭を北向き、顔を西向きにして寝ている。物理学的な難しい説明を求められても困るが、地球の磁場の関係がどうとかで、これが一番健康に良い寝方らしい。この故事が元で「北枕は葬式の時の姿勢だから縁起が悪い」なんて言われるが、本当は一番体に良い姿勢を取らせることでもしかしたら釈迦が死の淵から生還してくれるかもしれないという弟子たちの切ない祈りの表れだったわけだ。私も毎日北枕で寝ている(狙ったわけではなく間取りの関係でそうなっているだけだが)。


まあ筋少の「釈迦」なんてのは、どうでもいい話だがね…。(といいつつ載せる)
0




AutoPage最新お知らせ