2008/2/20 | 投稿者: 鹿野苑

「純粋」というのは一般的には良いイメージの言葉だが、私は必ずしもそうは思わない。

赤穂の塩が何故美味いか?アミノ酸などの不純物が複雑な味わいを醸し出すからだ。JTも食塩を売っているが、あれはほぼ100%塩化ナトリウムだ。だからしょっぱいだけ。世界中で塩化ナトリウムの固まりを塩の代用品にさせられているのは日本だけだ。
水も純水を飲むのはつまらない。微量に溶けている金属イオン(ミネラル)がある方が体に良い。
ある種の薬草は有効成分は特定されているがそれのみを単離すると何故か薬効がなくなる。

人間もそれと同じではなかろうか。純粋なばかりでは深みを欠く危険性がある。だから私は上杉謙信よりも武田信玄や徳川家康の方により強い魅力を感じる。純粋一辺倒よりも清濁併せ呑む器の大きさ……それを持てたら私も立派なもんなのだが。
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