改憲こそ平和への道

2013/7/23 | 投稿者: 鹿苑院

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昨日の中日新聞の大見出し。「憲法より景気(を国民は選んだ)」と書いている。一見すると何の変哲もない文言だが、よく考えるとおかしい。これだと改憲というデメリットと景気回復というメリットを天秤にかけた結果、国民は自民党を選んだという意味になるが、改憲も景気回復もメリットだと思って投票した人間の意見はまったく無視されている。改憲はデメリットであるということをしれっと前提にして話を進めている。こういうのを論点のすり替えという。

宮崎駿監督の発言が物議を醸しているが、この人に限らず改憲はすなわち戦争への道だと思っている人が多い。おそらく野党のネガキャンが功を奏しているのだろう。
「自民党は日本を戦争をできる国にしようとしている」──この指摘は間違っていない。しかし言いたい。戦争をできる国にすることと、戦争をする国(あるいは戦争を仕掛けられる国)にすることとはまったく違う。

何度も書くが、日本が戦後68年も戦争をせずに来れたのは平和憲法のおかげではなく、日米安保により米軍の現実的な武力があったからである。江戸時代270年の平和も幕府の巨大な軍事力が諸大名を圧倒していたからで、第二次長州征伐の失敗でそうでもないとわかると日本はすぐに内戦状態に突入した。
どんなに高邁な平和論を唱えようと、平和を維持するためには、迂闊に手を出したら大変な反撃を喰らいそうだなと相手に思わせるだけの現実的な守りの武力が要る。絶対に要る。軍備をしたら相手を刺激して戦争になるなどという少女漫画的理論がまかり通っているのは世界中で日本しかない。

現状の自衛隊のままでも自衛はできるではないかと思うかもしれないが、日本の漁民を殺して竹島を不法占領した韓国人を打ち払えない現状を見ればいかにも頼りない。「自衛のための戦争ができる国」にすることは大切である。もっともその体制を整えれば自動的に「敵国から見て戦争を仕掛けにくい国」になるので「戦争をしない国」になる。オレはそう信じるから今回自民党を支持した。

自衛隊すら廃止せよ、いざとなれば米軍がなんとかしてくれるというような輩に対しては、何をか言わんやである。自分が安泰ならよその家の火を消しに駆けつけてくれるかもしれないが、自分の家も火事なのによその家を助けに来る者はいない。もしアメリカも同時に大規模な攻撃を受けたら、本国をうっちゃらかしてまで日本を助けてくれる道理が無い。

侵略されても戦争するくらいなら降伏しちゃえばいいじゃん、おとなしく降伏すればひどいことはされないよと思う人は一度真剣に世界史を勉強するべきである。近い例でチベットやウイグルが何をされているか見てみよ。しかもそのチベットやウイグルを侵略し迫害している国は、現時点で日本に攻めてくる可能性が最も高い国でもあるのだ。どうして防衛軍が要らないなどと言えよう。
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