すっかり寒くなって、雫石の今日の朝は−1℃だったらしい。
午前中は仕事に行きましたが、あまりの天気の良さに午後は休むことに。。(笑)
あまりに日差しが暖かく、前から気になっていた、船外機の整備をすることにしました。
何が気になっていたかというと、ボートを浮かべたときに、船外機から漏れたと思われるオイルが海面に薄っすら。。
ギアケースでは漏れたような形跡もなく、エンジン側から滲んできているようですが、オイル量も減っている様子も無いんで、クランクシャフトのオイルシールかな?と。。
エンジンを降ろすにあたっては、もちろんオイルを抜いてやります。
電装系のコード類やスロットルリンク・燃料ホースなどを外して、エンジンの取り付けボルト6本を外して、あとは脚立にのって「おりゃ〜!」と持ち上げておろしますが、スーパーカブのエンジンよりはギア部分が無いぶん軽いです。
降ろしてわかったこと。
オイルポンプのボルト1個が外れてました。
ボルトの頭が塩害で小さくなり、緩んで落ちたようです。
他のボルトは大丈夫でしたが、危なかったなー。
前のガスケットを新しいカッターの刃で削り、オイルストーンで仕上げる。
一番時間がかかることですが、これをしっかりやらないとオイル漏れを直すために、オイル漏れが起こった・・となっちゃいます。
エンジン側のガスケットも同様にしますが、下の写真の茶色の部品がオイルシール。
降ろした時点で、オイルが周りについていたのですが、シールが悪くてなのか、降ろしたときに他から流れて来たのかはわかりませんが、オイルシール交換。
こういうのは、全バラして取るのは楽ですが、逆のときには簡単にはいきません。
ネジをシールに刺してから引っ張るという技もありますが、シャフトに傷がついたら元も子もなく、専用工具を使うのが吉。
高いものでは無いです。
使い方は、シャフトとシールの間に差し込み、グイッとテコの要領で外すだけです。
交換完了して、これでよし!
だったのですが、ドライブシャフトハウジング側にもオイルシールがあったことが発覚。
多分、ドライブシャフトに伝わって上がって来る水を、エンジン側に上げないようにするためのシールかな?
これもエンジンを降ろさないと外せない部品で、今回の目的のオイル漏れとは関係なしと、これは見なかったことにします。(笑)
降ろしたついでにですが、
赤矢印がドライブシャフトで、黄色矢印部分が排気口になります。
低馬力の船外機は、排気とドライブシャフトをハウジング内で仕切ってませんが、ある程度の馬力になると仕切ってます。
まぁ、どうでもいい話ですが、小さい船外機は全バラしたことがありますが、今回は「へぇ〜」でして、降ろすことを前提で部品が取り付けられているとこがあるのは、これは勉強になりました。
さて、戻すためにはガスケットをはさみますが、この船外機はガスケット+プレート+ガスケットとなります。
作業時間2時間30分、今回使用した部品の値段は3,500円ぐらいです。
オイルを入れて始動。
掛かってよかった!の瞬間。(笑)
こんな整備をもっと前に実践できていたら、あの人が喜んでいただろうな。。。。(爆)

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