錬金術
何百年も前から、金とか銀とかを他の金属で作ろうとしたらしい。。
今日は会社を休んで、金持ちになるぞ!と錬金術に挑戦。
まぁ、そんな大げさな話ではないけど、こんなのを手に入れました。
これは活字という物です。
和文タイプタイターに約2,000の活字(文字)がセットされた盤面というものから、一文字づつ選んで紙に打つ。
もちろんタイプリボンというのを介して、この活字が紙に当たるから、文字になるんだけど、とても綺麗な仕上がりでした。
この和文タイプライターですが、ワープロというのが販売され、そしてパソコンと時代の波に勝てず、20年前にその姿を消してしまいました。
そう言えば昔の運転免許証は、免許センターのところに代行屋ってあって、タイピストさんがタイプライターで名前と住所を打ち込んでくれたんですよね。
読めるのならば、手書きでも免許証が出来たという時代。
これがわかるのは50代がギリかな??
話はだいぶそれましたが、後輩が客先から廃棄を頼まれ、それを私がもらいました。
ピンときた人もいると思いますが、ジグの作成に使うためです。
今までは、鉛に錫を混ぜてジグ作成をしてましたが、この活字は鉛と錫が配合されて作られてますから、これだけ溶かせばジグが作れる。。。(らしい)
溶かして、どうなるのか型に流してみました。
結果は、ネットにあった一部の情報の通りでした。
硬さは恐ろしくあるんですが、かなり軽くなります。
型をとったオリジナルのルアーは100g。
軽くなるという問題の他に、溶かす温度がかなり高温の必要があり、自作ジグ用の型であるワッカーシリコーンから煙がでます。
調べると、自作ジグと違い、アンチモンという成分が15%入っているようです。
それならば鉛を混ぜて、配合率を変えてしまったら?
結果は失敗です。
溶かして混ぜて、取り出せたのは約半分。
残りの半分は。。。
叩くとポロポロと壊れるくらいの塊。
配合率が変わると、また違う金属になるんでしょうか?
自作ジグ用としてヤフオクに活字が売られていて、重さの割に安い!と思ってましたが、これは使い物にならないですね。
ジグの場合は、比重が高いほどメリットがありますから。。
残りの活字は、そっと会社に戻そう。。(笑)

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