昨日の釣行で、大変な事態が起きた。
それは一酸化炭素のことであるが、この事を書く前に過去記事を少しおさらい。
過去記事:
一酸化炭素警報器その1
過去記事:
一酸化炭素警報器その2
この過去記事を読んでもらうとわかるけど、ある矛盾が起きている。
それはコールマンの508(2レバー)の一酸化炭素の排出についてだ。
最初の記事(一酸化炭素警報器その1)では問題ない状態なのに、次の記事(一酸化炭素警報器その2)では警報器が異常値を検出して、コールマン508 2レバー自体がヤバイと記事にしている。
今シーズンはじめにコールマン508 2レバーを使用したnaoさんからも、このストーブからの一酸化炭素の排出されたと報告がありましたが、そもそもそんな危ない商品をコールマンは作っていたのか?
危険だから生産中止にしたのか?
さて、本題に入ります。
昨日は私の釣行で今年一番の−17度という寒さでした。
これまでは−4度ほどと、比較的温かい岩洞ばかりでしたが、やっと岩洞湖らしい感じ。
もちろん−17度よりもっと冷えて当たり前ですけど・・・。
そんな冷えた中、1時間半ほど移動や穴探しをして、テントを設営し私はスノーピークのWGストーブGS-010Rをプレヒート後に点火して、Asaやんはコールマンのノーススターを点火した。
Asaやんのノーススターのホヤが少し破れていたのと、私のアルコールのプレヒートでテント内は少し臭い。
このあとから一酸化炭素警報器は数値が100ppmから600ppmまで上がったり下がったり。
Asaやんは予備のホヤに付け替え、私は燃焼の強弱を繰り返すが、一酸化炭素の数値が一向に下がらない。
二人のテントはお互いに閉じて独立した空間を作れるので、この一酸化炭素の排出はどちらなのか?
正解はどちらからも異常値の一酸化炭素が出ていたのだ。
この状態で使用するのはもちろん危険なのだが、−5度まで使用できるジェットボイルも点火できず、持っていった100円ライターもジッポのライターも着火できないくらいにテント内は冷えたままで、多少の危険を承知で換気しながら使い続けた。
コールマンのノーススターもスノーピークのWGストーブも整備不良?
その答えは1時間以上たってからわかったのだが、どちらも製品としては正常で、原因は異常に冷えた本体と外気温。
7時30分頃から太陽がテントに降り注ぎ、テント内が温まったと同時に、一酸化炭素を全く検知しなくなったのだ。
警報器が冷えたせいでは?
いえいえ、はっきり体感できる状態でしたよ。
過去記事で、コールマンの508 2レバーが温かい室内では一酸化炭素は問題がなく、今年1月11日の実験では一酸化炭素が検出された矛盾。
今年1月11日の雫石の最低気温は−8.8度だったから、昨日の出来事とつじつまが合う。
ガソリンストーブやガソリンランタンの構造から、点火してしまえばジェネレーターが熱せられて問題ないような気がするが、冷えた空気(酸素)が燃えにくい状態を作り出していると思う。
もしかしたら、ガソリンタイプにかぎらず、プレミアムガスを使用した機器でも同様な状態になるのではないだろうか?(ここで液出しの実験が役立っていくのか?)
今後とも調査&実験を続けていきます。
一酸化炭素警報器を導入したからこそわかった出来事。
お持ちでない人はぜひ。。

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