今年はバウ側で釣りをしようと、先日はキャスティングシートの取付をしましたが、魚探がないと寂しすぎるので、魚探の取付アタッチメントの作成を始めました〜♫
ホンデックスHE-51Cには元々架台が付いてますが、前にボツになった(?)魚探カバーを利用出来るように自作します。(FRPのウンチクあり)
少し幅を拡げるのと嵩上げのため、0.5mmのアクリル板を純正の架台の外に貼りつけました。
アクリル板はFRPを貼りつけてもくっつかないんで、そのまま利用することで仕上がりが綺麗になる予定。。
使用するのは、ポリエステル樹脂・硬化剤・ガラスマット#450が材料で、洗浄用のアセトン、刷毛(脱泡ローラーより使いやすい)、紙コップ、使い捨てゴム手袋、ets・・・。
まずはガラスマットを部材に合わせて切りますが、コーナー部分は手でちぎります。
カーブの部分は#450のガラスマットだと浮いてしまうので、接合部分を薄くするためです。
今回は3層で作りますので、底・左右・背面のガラスマットを3セットですね。
ポリエステル樹脂を紙コップに小分けして、硬化剤を樹脂に対して1%入れますが、私は目分量。
少ないと硬化しませんが、多すぎても早く硬化するということはないからです。
但し、ヘラを使って30秒ほどしっかりかき混ぜないと、硬化が遅くなったりしますのできっちりと・・。
ここからはスピード勝負。
型となるものに刷毛で樹脂を塗ってからガラスマットを貼りつけ、刷毛でトントンたたきながら空気を抜いていきます。
1枚ずつキッチリ積層していけば、3層でも型が透けて見えるはずです。
樹脂は数分で硬化が始まるので、樹脂は一度に多く作らずに、無くなるか硬化が始まったら作り直します。
もちろん、刷毛はその都度アセトンでしっかり洗浄し、キッチンペーパー等でアセトンを吸いとってからの使用です。
常温で、2時間ほどで硬化。
ノンパラなんで、表面は少し粘るかもしれませんが、削ればしっかり乾いてます。
※ノンバラとはパラフィン無しで、パラフィンが入るとインパラ。最後の積層でパラフィンを混ぜた樹脂で塗ると粘りませんが、後で積層し直す場合に貼り付かない可能性があるので、インパラは仕上げだけに使います。ちなみにトップコートはインパラで、ゲルコートはノンパラだが、空気に触れた状態で乾燥させる場合はトップコートを使用するが、型への流し込み等で空気に触れない場合はノンパラのゲルコートでいいのです。
横にそれましたが、今回はある工程を抜いてます。
剥離剤とかワックスを塗ってませんでしたね。
今回は樹脂が触れる部分をアクリル板とアルミテープで作ってましたので、塗ってません。
もちろんワックス等を塗っておけば型から外すのは楽ですが、塗装で仕上げる際に脱脂が必要ですから手抜きです。
※発泡スチロールやスタイロホーム・ウレタン樹脂等で型を作った場合は、ポリエステル樹脂を塗ると溶けるのでアルミテープやガムテープで覆いましょう。
但し、型から外すときには、気合を入れて
「おりゃ〜!」
後はハンドグラインダーで形を整え。
パテを塗って、削ってを繰り返し、塗装をして完成!
やっぱり1日では厳しかった。。
急ぎ過ぎて、夜の7時に塗装をしたら、塗料が湿気を吸込みクリア塗装が曇ってしまいました。
後でまた塗装はし直しかな?
私がFRPを使うようになったのは、バイクレースの転倒でカウル等が壊れた時の補修のため。
転倒が多かったんで、腕も上がりましたよ。。(笑)
その腕を見込まれて(?)、レース用のスキーの板も直したことがありますが、ボートを買わなきゃ封印したままだったかも。。
次回は船体まるごと作成・・・するわけありません。

0