七円の唄
。←「いつかどこかで」の間違い。。
永六輔のラジオ番組だが、昨日の話題は日本の食文化の一つである「鯨」の話でした。
掻い摘んで書くと、食文化というのはその国・地域の独特のものであり、鯨だから可哀相だとか騒ぐのはおかしい・・・という話題でした。
私の子どもの頃は、牛肉なんて高くてなかなか食べれなくて、鯨肉は重要な蛋白源だったことをこのラジオを聴いて思い出す。
ラジオでの話でへぇ〜と聞いていたのが、昔、漁師であったジョン万次郎が漂流中にアメリカの捕鯨船に助けられたという話は誰でも知っているだろうけど、アメリカの捕鯨船というのは、鯨の油がランプ用の上質の燃料だったため、鯨を捕った後は油以外の部分は捨てていたが、日本人は鯨の肉も骨も油もすべてを使っていたという話だった。
命を頂くからには、すべてに感謝して余すことなく・・・。
こういう文化というのは、我々は自信を持って後世に伝えるべきと思いますね。
先日釣り上げた真鯛。
頭は煮付けにして、身は刺身と昆布締め、皮はから揚げにして、他の部分は塩焼きで骨までしゃぶった。。。
旨かったなぁ〜。。
実ははじめて釣った真鯛は、刺身の部分以外は食べるなんて思いもせず捨てようと思っていたら、お袋の知人が捨てるなんてもったいないと持っていき、とても美味しかったと後でお礼を言われた。
後で調理法を調べてみると余すところが無いんだと知り、恥ずかしい思いをした出来事だった。
命をいただく。
牛や豚や鳥は食べるのに、鯨は可哀相だとおかしな理屈ではなく、植物やすべての命に感謝しながら、ありがたく・・・ありがたく・・・いただこうではありませんか。。

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